本日、淫語AVマニュアル6周年を迎えました。
- [2012/03/21 00:47]
淫語AVマニュアル、開設6周年ということでTwitterでつぶやいたら、「淫語の創造主」である松本和彦さんからメールをいただいた。
そこにはこんな言葉が添えられてあった。
先人の言葉を贈ります。
『馬鹿で成れず、利口で成れず、中途半端で尚成れず』
久しぶりに聞いたな、この言葉。
これは任侠の言葉ではあるけれど、究極の体を見据えようとすると「○○であらず、××であらず、ましてや△△でもあらず」という非と非を重ねる表現を使うことがある。
この「非を重ねて、なお残る生命の本質が、いわゆる実相なのだ」というレトリックは、仏教ではよく使われるわけだが、非とは迷いを断つ過程であり、相対から絶対にいたる道程である。しかしながら人間というのは凡夫ゆえに、迷いながらあっちこっちに頭をぶつけて生きていくものでもある。「非」もしくは「否」というのは、そうやってぶつかりながらも前進していくバネのようなものかもしれない。
迷いもまた悟りの中にある。
人間はつまらないことに足をすくわれる。
くだらない見栄とちっぽけな矜恃に振り回される。我欲のために権謀術を駆使したり、保身のために平気で人にウソをつく。そんなところまで身をやつしても、その先に待っているのは安寧ではない。虚飾はどこまでいっても虚飾なのである。
自分はそういう世界にほとほと疲れはてたので、大きな会社を辞めたりしたわけだが、今年に入ってまたその中に入っていくのかなぁとちょっと思ったりして今ひとつ踏ん切りがつかなかった。
しかし中途半端な状態で終わるぐらいなら、返って痛手を負うことになる。きっちりやるだけのことはやっておきたいと今年になって決意するようになった。そうなってくると自分のことを後回しにしてまで頑張らざるをえない。
今では休日を返上してずっと仕事をし続けている。
もっともだからといって悲愴感をもってやっているわけではない。
基本的には楽しいのだ。
特に作品作りは楽しい。文章を書いてるときも楽しい。メーカーのWEBをいじるのも、広報ブログを書いていくのも、なんだかこれをするための6年間、「淫語AVマニュアルの日々」だったのかなぁと思うぐらいだ。
そうはいってもこのまま淫語AVマニュアルを更新せずに6周年を迎えるわけにもいかず、ようやく4ヶ月ぶりの更新をすることにした。
更新作はいろいろ考えたが、ここはやはりMotheRs作品にするべきだろう。
『好色三人女』はなんとか淫語作品と呼べる淫語量を確保できた。そういう意味で最初に手がけた淫語作品ということになるかもしれない。
もちろんまだまだ納得はいっていないが、まずはこの作品が1つのとっかかりになるだろう。
ドグマの現場レポートで淫語魔の文章が載った。
包容力と母性愛に包みこまれる淫語ビデオ あなたを見つめ続ける川上ゆう先生 現場レポート
http://www.dogma.co.jp/design/ddb186.php?division=dvd
4600文字ほど書かせてもらえたのは、ビーバップ・みのる監督のたって希望でもあったのだけれど、その前提にあるのは自分がMotheRsというメーカーに参加したからだ。
それはみのる監督自身にも言われた。単なる1ユーザーではこんなことにはならなかったろう。
ついでなので、この作品の淫語成分を明らかにしておこう。
『包容力と母性愛に包みこまれる淫語ビデオ あなたを見つめ続ける川上ゆう先生』
淫語総数85 種類17
おちんちん25 チンポ4 おまんこ13 チンチン4 ケツの穴1 クリチンポ13 クリトリス4 モリマン2 ザーメン5 マンコ汁1 マン汁2 カリ1 亀頭2 竿1 手マンコ4 口マンコ2 ヌレヌレおまんこ1
淫語ビデオとしては少ない。
なので激しいのを求めている人は肩すかしにあうかもしれない。
ただし、まとめて言っているので、そこで抜くんであれば淫語量は足りているかもしれない。
これもそのうちマニュアルに載せよう。
詳しい解説はそのときにまたすることになるだろう。
さらに淫語魔の名前で、もう一つ別のメーカーから企画者として出てくることになる。
まだまだはっきりとしたことは言えないが、今日、実はそこの専属女優さんを交えて打ち合わせがある。3月21日に大手のメーカーで淫語作品の打ち合わせがあるのは感慨深い。
さて7年目に入る淫語AVマニュアル、今後どんな展開になっていくのか。
この夏にはリニューアルを含めていろいろ考えている。
趣味が高じてここまできた。さらにどこまでいくのやら。
しばらく言い訳はしないことにする
- [2012/03/11 06:03]
振り返れば2012年の2月は怒濤の月だった。
前半は風邪を引いて寝込んだりして辛かったが、後半はなんでこんなことをやっているの? って仕事をたくさんしはじめた。
その流れは3月になっても変わらないどころかむしろ苛烈さをましている。
いちばん大きいのはMotheRs広報の大半の仕事を引き継がなくてはならなくなったこと。
たとえば文字資料を書いたり、広報ブログを動かしたり、編プロさんや雑誌メディアの人にサンプルを送ったり、すでにその他もろもろやっている。まだ仕事を掌握し切れていないのだけれど、4月はほぼ自分の書いたものがMotheRsの作品紹介などに反映されていくことになるだろう。
今のところの懸案はMotheRsのホームページで、さまざまな問題を抱えていてほぼ使えない状態になっている。広報の仕事としてホームページが使えないのは片肺飛行しているのと変わらないので、このあたりは遅くてもゴールデンウィーク前までには解決しなくてはならない。それまではブログとTwitterで宣伝していこうと思っている。
ただ忙しいのはMotheRsのせいだけではない。
まずベイビーエンターテイメントの広報もやるようになった。
こちらは全部を任されるというわけではなく、実務レベルは他の人がやってくれるのだが、どうもベイビーという会社は宣伝をするのが下手なところがあって、深い思想性を持っているわりには言論戦をしかけずにいるところがある。実際に会って話すとKoolongさんも坂本鳴緒さんも理屈っぽいところがあるのだが、それがちゃんと伝わってこない。
そこで自分が一肌脱ぐことにした。
ベイビーの人たちは見た目がすごく個性的で、自分などは最初彼らと会ったとき「野武士集団」という単語が浮かんだぐらいなのだが、そのせいでこちらも変に身構えてしまってかなり取っつきにくかった。
ところがいったん打ち解けてみるとこんな気持ちのいい人たちもいない。朴訥な連中なのである。
余所者でしかなかった自分がいつのまにかベイビーの人たちに馴染んでしまっている。
最近は渋谷にある会社に行くのが楽しかったりするのだ。
そもそも自分は陵辱もの、イカセものは苦手だった。お世辞にも好きとは言えない。
ところがKoolongさんと知り合って、ベイビーの作品を観ていくうちにだんだん面白くなってきた。
これはこの間会った、ばば★ザ★ばびぃ監督も同意見らしいのだが、ベイビーの作品は他の陵辱・イカセモノと何かが違うのだ。自分の感じていたイヤな感じがしない。それがなんなのか今は知りたいと思うようになった。
そこでKoolong総括に頼んで「女体拷問研究所」の全作品レビューを書いていくことにした。
現在、ベイビーの主力作品は「女体拷問研究所」シリーズなわけだが、このシリーズ作を1つひとつ観ていきながら、ベイビーワールドを確認していこうというのが趣旨である。
ここに当たりをつけたのは正解だったようだ。女研のブログを書いていくことでスタッフや出演している女優さんたちが淫語魔に興味をもってくれるようになった。非常に話しやすい。
女体拷問研究所マガジン
http://blog.livedoor.jp/shin1baby-nyoken/
最近、自分は女研マと呼んでいたりする。「淫語魔が書く女研マ」である。もともと淫語魔も「淫語マニュアルで淫語マ→淫語魔」になった経緯があった。奇遇である。
それとドグマのみのる監督が淫語魔に文字稿を依頼するようになった。
それが3/19発売の「包容力と母性愛に包みこまれる淫語ビデオ 川上ゆう先生」である。
ドグマのホームページに淫語魔の名前が載った瞬間、なんだか感慨深かった。すでに来月の「淫語痴女」の文字稿依頼も来ている。
ビーバップ・みのるに関してはそのうちまた書こうと思うが、まあそれだけ信頼してくれたということだろう。家に遊びに行って6時間以上も2人っきりで話し込んでしまった。意外とウマが合うようである。
さて肝心の淫語であるが、マザーズやベイビーでいずれやるにしても淫語特化の作品はなかなか作れそうにない。今はとにかくメーカーとして成立させることが最優先である。
自分はそちらに関しては半ば諦めていたのだが、思わぬところで淫語作品の企画をやることになった。
ここでなら淫語をとことん追求することができる。そこがやらなければどこがやるのかってメーカーである。すでにそのメーカーの専属女優さんとの監督面接を終えた。
現役の単体女優さんと話をするのはこれが初めてだった。問題がなければ3月末に単体女優の淫語モノとして撮影される予定である。
だがそのメーカーで仕事をする本当の目的は淫語の単体作品を撮ることではない。
自分はとことん淫語にこだわったものが撮りたい。そうでなければ意味がない。
しかしそれをやるなら何かと制約の多い単体さんでは不都合だし、複数の女優さんを起用したいのでギャラがかかりすぎる。
それに素人淫語もいずれはやりたい。これは念願でもある。
淫語魔の名にかけて、こちらで必ず本格的な淫語作品の決着をつけるつもりである。
そのほか、細かい仕事もいくつかやっている。
WEBスナイパーではWEBラジオで官能小説について語るコーナーを持つようになった。
インターネットラジオ番組「四日市のエヴァエヴァ60分」第24回
http://sniper.jp/007radio/0071ykic_evaeva/6024.php
しかしときどき我に返ると、いったい自分はどこに向かっているのだろう? と考えることがある。とにかく泳ぎだしてしまった。今さら戻るつもりもない。自分は手で水を掻き、足をばたつかせて進むだけである。
その先に何があるのかわからない。だが今はどこかにたどり着くまで泳ぎ続けるしかない。
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ここにきてようやくわかったこと。
- [2012/02/03 23:09]
同時進行でいろいろなことをやりだしてなかなか全部はできないんだけど、ひとつはっきりしたことがある。締め切りのあってやっている仕事は、お金が発生するし信用問題にもなるんで、なにがなんでも最優先させるんだけど、そうじゃないものに関してはどうしても後回しになってしまう。
これは認めたくないけど、自分の中でもお金の問題はちゃんとしておくべきなんだなぁとここにきてようやく思えてきた。趣味と仕事をきっちりわけないから、いろいろなところに支障をきたすわけで。
たとえば、淫語AVマニュアルを趣味ではなく、なにかの広報として使うなら確実に定期的な更新が必要なわけですよ。更新を意識すれば当然そこにへんなプレッシャーが生じるんだけど、「でも、別にこれって、更新しなくても対価が支払われるわけじゃないよなぁ」となれば、自分のペースに合わせてやって何が悪いということになる。そもそもなんでこんなことを考えなきゃいかんのかといろいろ変なことをグルグルと考えはじめてしまう。そのうちそんなことを考えている自分がいやになっていくわけですよ。
もし確実にきっちりとした更新をするんだったら、それこそライターでも雇って、その人に1本、いくら、毎週何曜日の何時まで原稿を送信してって形にするのが一番いいわけ。
それなら、まず間違いないでしょう。
もちろん淫語AVマニュアルでそんなことはする気もないし、そんなことをやっても淫語AVマニュアル自体では大してお金を生み出してくれるわけでもないので、まったくもって意味がない。そもそもからして自分のリハビリをかねた個人的な趣味サイトなわけで、誰に気兼ねがあるものか。更新しようがしまいがこっちが有料サーバーを使って勝手にやっていることなんだから、更新をたくさんしたくなればするし、できなきゃしないし、そんなの自由。そこに変な思惑を絡めるから気持ち悪い話になってくる。
これはあくまで極端な例を挙げてみたんだけど、要するにWEB上の広報なんかそうでさ。
WEBというのは有料サイトでない限りは、ただで見せるものなわけですよ。
何を見せるのかはこっちの勝手なわけだけど、企業のサイトはただ作っておけばいいってわけじゃない。作ったからには更新しないといけない。
たとえばただ部下に宣伝ブログを書けと言ったって無理なわけです。
ああいうのはむしろ出来高制みたいにして、責任でも持たせて書かせないとなかなかうまくいかんもんなんですなぁ。いっそのこと更新日を決めてそれまでに出来なかったらそいつの首を飛ばすぐらいの覚悟で人に書かせるんですよ。そうすればいいんじゃねぇーかと思い知らされたわけなんですよね。
いやー最近、マザーズともベイビーともまったく関係のないメーカーの広報さんからライターとしてのお仕事の依頼を受けましてね。そこのメーカーは確かにサイトはよく出来ている。更新もまめ。記事も充実している。
なるほど、お金をかけるとはこういうことかとようやく腑に落ちたわけよ。
あと淫語ビデオなんだけど、いろいろ考えた結果、マザーズでの淫語作品って結局痴女のアイテムどまりで終わるんだろうなって思うのね。それでそのこと自体はアウダースの雌女なんかはそうなわけだからぜんぜんかまわなくて、最初からそのつもりではあったんだけど、やっぱり淫語魔がAVに関わる以上、それではすまないんだよなぁとも思い始めていた。それに自分だって一度は「淫語娘」みたいなクレイジーなのを撮ってみたいじゃない。淫語直球ど真ん中作品っていう感じの。
でもそれがひょっとしたひょっとするかもしれない。
もちろんマザースではなく、これまたまったく違ったメーカーから。
まだ何も形になっていないからわからないけど、とりあえずいろいろ整理がついたら企画書ぐらい書いてみようかなぁと思っているんだな。ここから出たら、けっこう淫語マニアは驚くよ。
そのときは二村ヒトシ監督のもとを離れて、別の人で撮ってもらうことになるんだろうけど。
まあでもこれでむしろマザーズでは何を追求すべきかがはっきりしてくるな。といってもこれまで通りではあるんだけど、今まではなんか切替がうまくいかないんだよね。
それもこれもとにかく今までが未分化のままにしすぎていたせい。
そこはもういい加減なんとかしなきゃいけない。
もっとビジネスライクに行きますよ。
つまりはそういうことなんだ。
巡る淫語は糸車
- [2012/01/25 08:33]
今月の頭に、淫語スレの人にマザーズ作品の淫語カウントをしといてくれと言われて、なるほどまだ淫語のメイン作品は作れてないが、まったく言っていないわけではないので、淫語カウントをしておくべきだなぁと思って、実は全作品の淫語カウントをしているところ。
MotheRsの作品はどれも、淫語が全くないということはなく、スパイス程度には使用している。自分は淫語が全くない作品だと抜けない人なので、そこは気にしながら制作現場にいるが、今のところそこの心配はいらないようだ。とりあえずこの女優の淫語発言は聞けますよってことは最低限クリアされている。それでも種類や台詞によって天国と地獄に別れたりするので、そこはなんとか情報として出しておきたい。
本格的な淫語メインの作品に着手するには、まだまだ淫語魔に用意が足りない。
それは作品制作の力量もさることながら、MotheRsというメーカーがある程度、軌道に乗らないと本当にやりたいことができないということもある。
ビジネスである以上、シビアな話なのだ。
業界のいろいろなしがらみも少しずつわかってきた。その中で自分たちが一番やりやすい形を作っていかないといけない。
ただスタート当初に比べれば、MotheRs内での自分の発言力は増している。こちらはとにかくど素人。そう簡単に業界の人に信頼されるはずもない。
そういった意味でも何もかもがこれから。起業というのはどこの世界でも大変ということだ。みんな生活がかかっているしね。
MotheRsは本当に人手が少ない中をやっているので、広報活動も体勢を整えるのに時間がかかっている。自分も制作だけでなく広報活動の一環として、ライター仕事の方でも書きまくらないといけないと思っていた。大きなメーカーのように他のライターに任せるほどの余裕はMotheRsにはない。
そこでどうせ淫語のカウントをするのなら、そのついでにMotheRsの作品の全レビューもやってしまおうかと考えていて、ようやく先週の水曜日にリリースされている全作品を取り寄せることができた。
しかし「紅蓮のアマゾネス」を説明をしていく中で、これはベイビーエンターテイメントの「女体拷問研究所」全シリーズを見ておく必要があるなぁと思い始めた。「アマゾネス」はやはりベイビーの裏なのだ。
しかも今後、発売予定の新シリーズを考えると「女研」は徹底的に解剖分析しておく必要がある。前々からKoolong監督にもレビューの要望があったので、こちらも全作品を先週の土曜日に取り寄せた。
MotheRsは11タイトル。「女体拷問研究所」はシーズン1とシーズン2で各13タイトル。合計37タイトル。
しびれる話だ。
今、見て準備を進めているところだが、来月の頭にはMotheRsのホームページとベイビー関連のサイトに文章を定期的に書いていくつもり。
MotheRs関連以外にも淫語魔のお仕事が増えていっているので、その告知はまたそのうち。
今年はかなり忙しくなりそう。
そうそう、一昨日の月曜日にビーバップ・みのる監督の自宅を訪問した。
非常に有意義で楽しかったのだが、そのときの話は、とある媒体に書くことになっている。それがまた思いもしないところからの仕事なので、掲載されたらいずれまた。
いやあー因果は巡るなー。
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淫語とは何か -5次元淫語の発見- 後編
- [2012/01/12 01:22]
その日はMotheRsの『オナクラ』の撮影日で、3人の女優を撮り下ろすことになっていた。
3人とも淫語台詞に関してはそれぞれがエロく言えていたが、やはり官能小説を読ませる段階でその違いが歴然となった。その中の一人が図抜けていたのだ。
他の二人はそれなりにうまくはあったのだが、やはりどこか文字に読まれているようなところがあった。だがもう一人の女優さんは間の取り方から、声のトーンから、いっぺんにその場の空気を自分色に染めていった。
彼女の方も自分で作ったエロ空間の渦に呑み込まれながら朗読していたようだ。
その後、それぞれの撮影をしていったのだが、案の定、その女優さんはものすごいパフォーマンスを見せてくれた。二村監督の言うことに対して大変高い理解力を示し、自分なりのイメージを作って淫語オナニーを披露した。
監督の言いなりになるのではなく、彼女なりの解釈で一緒にその作品を作ろうとしてくれていたことが明らかだった。
これで気をよくした自分は、その後も機会があるごとに「淫語トレーニング」で何人かの女優に朗読をさせた。
たまたま女優さんたちに恵まれ、すばらしい朗読劇をやってくれた。
そして、彼女たちのパフォーマンスは『女神降臨』でも、『男魂快楽地獄責め』でも非常にいい働きをしてくれた。
それにしても、なぜうまい下手があるのだろう?
聞いていると明らかに違いがある。それはいったいどういうことはなのだろう?
そこで自分は考えた。
そこに明らかに位相がある。4次元淫語が3次元淫語を誘導するのなら、4次元淫語を要素とした5次元淫語があってもおかしくないのではないか。
自分は当初「淫語のエキスパート」としてMotheRsに参加した。今、使っているMotheRsの名刺にも「演出・淫語監修」という肩書きがついている。
淫語のうまい女優さんは放っておいても勝手に独自の世界を築いていく。そういう人には自分の出る幕はあまりないかもしれない。
問題はあまりうまくない女優が出てきたときだ。その女優さんに淫語のすばらしさを教え、淫語女優として開眼させるのは自分の役割ではないか。
AV女優さんでも突然、淫語が上手くなる人がいる。そういう人を見ると、いったい彼女の中にどういう変化が起きたのか、不思議に思うことがあった。
そのメカニズムがわかりたい。せっかくそういうことを確認できる場所にいるのだから、言葉エッチの正体を知りたい。どうせなら淫語のエンターテイメントを極めたい。
何人かの女性に淫語官能小説を読ませてみて、そこに何かあるのはわかっていた。
しかしそれがなんなのかよくわからない。実はこうして書いている今でもわかってはいない。
昨年の12月にあの伝説の淫語女優・風見京子さんに「淫語トレーニング」をやる機会があった。
ただし撮影時間の段取りを考えると、それを決行する隙間がなかなか見つけられずにいた。最後までやるかどうか迷って、トレーニング用の原稿を渡せずにとうとう風見さんが帰る時間になってしまった。諦めきれなかった自分は、なんとか風見さんにお願いをして、無理をいってカメラを回させてもらった。
したがって原稿は、やる直前に渡すこととなり、初見で官能小説を読んでもらうことになってしまった。
他の淫語トレーニング自体は大変に貴重でいいモノを聞かせてもらったのだが、肝心の朗読になって、やはり思ったほどの成果がでなかった。
風見さんはそれなりにうまかったのだが、初見のせいでどうしてもつっかえつっかえになってしまう。さらにこちらのミスで脱字がみつかり、そこでも混乱をさせてしまった。
焦ったのは自分だ。ただでさえ憧れの女優を目の前に緊張しているのに、こちらの失態でさらにおかしなテンションになる。
風見さんには申し訳ないことをした。明らかに配慮が足りなかった。
それまでの「淫語トレーニング」はいったんは女優さんに原稿を渡してあるので、少なからず目を通してもらっている状態であった。またトレーニングを始めるときも、女優さんに官能小説の内容を軽く説明したりしていた。
ところが風見京子さんにはそれができなかった。
何の説明もない中、読ませればたとえあの風見京子をしても、自分の世界に取り込んで朗読することは無理であろう。
ある意味、これは一つの証明になっている。文脈を読み取る力が場を制する。言葉で場を制するのが、4次元淫語である。
でもどうして文脈が読み取れるのだろう?
逆にどうして文脈が読み取れない女優がいるのだろう?
そもそも文脈を読み取るということはどういうことなのだろう?
実際、風見さんはそれなりにうまい朗読をしてくれた。決して下手ではない。
風見さん以前の、「それなりにうまい女優さん」たちは、事前に原稿を渡し、ひょっとしたら控え室で少しぐらい練習をして臨んだかもしれない。
でも、それなりにうまく読むことはできても、自分独自のエロ空間をつくり上げることは、まったくできていないわけではないが、難しいようだった。。
一方、風見さんのように撮影ではこちらの要求以上のことをしてくれるような人でも、初見の原稿で何も説明を受けずに読んでしまえば、うまく読むだけにとどまってしまう。
これはまるで微分積分のような状態になっているわけで、このあたりに5次元淫語らしき位相空間があるのではないかと考えたりした。
ここでずっとモヤモヤしている。
まだなにか見落としているところが間違いなくあるのだ。
それでずっと解を求めて、共通項を探している。
淫語のうまい人は、しゃべり方がいい。
淫語のうまい人は、語彙が豊富。
淫語のうまい人は、表情が豊か。
淫語のうまい人は、妄想力がある。
淫語のうまい人は、擬音に特徴がある。
淫語のうまい人は、助詞の使い方がユニーク。
淫語のうまい人は、文字情報でオナニーができる。
淫語のうまい人は、ペットに話しかけたり、人形に話しかけたりする。
淫語のうまい人は、読書家である(あった)。
淫語のうまい人は、マンガ好き。
淫語のうまい人は、ときどきオノマトペを口にする。
淫語のうまい人は、実はオタク。
幸運なことに、今は実際にAV女優さんたちに会って確認できる。
そしてほとんど当てはまる人が多い中、ときどきまったく当てはまらない人もでてくる。しかしその人もAVを見る限り、淫語がうまい。
いくつか思うことはあるのだけれど、まだボヤキに書けるほどにはいたっていない。
むしろ、今後の撮影の中で、これらのことがわかってくることを期待したい。
というか、わかりたい。
今までは、「そんなことを考えてAVを見ているヤツは他にいない」ということでボヤキの小窓を書いてきた。
これからは「そんなことを考えてAVを作っているヤツは他にいない」ということでボヤキに書いていく。
それで最終的には理想の淫語作品を作って淫語魔は終了する。
一言、「満足した」といえば、メフィストフェレスが連れてってくれるだろう。
あるいはグレートヒェンか。
それなら、まさしくMotheRsじゃないか。
- 淫語AVにまつわる話 |
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何かのリラクゼーションDVDかと思ってしまいました。(笑)
ビーバップ氏の淫語痴女の「いけ!」「出せ!」ってのも
自分は痴女推進委員会本日、淫語AVマニュアル6周年を迎えました。そうですね、いる場所は作るモンですけど今は作る気力が(意欲?)ありません。太賀麻郎本日、淫語AVマニュアル6周年を迎えました。いつでもケツはまくるつもりです。
ただ楽しくできているうちはきっちりと真面目に取り組もうと。
しかし今のAV業界には麻郎さんのいる場所はなさそうですね。
それは淫語魔本日、淫語AVマニュアル6周年を迎えました。『馬鹿で成れず、利口で成れず、中途半端で尚成れず』
この言葉知らなかったけど、昔同じような事を感じた頃があったなあ。
汚い業界ゆえ婬語魔さんがキズつかな太賀麻郎