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どっちもボヤキでレポぐらい書くんだろうなぁ。 

  • [2010/08/27 23:22]

前回の記事で映画「名前のない女たち」の特別鑑賞券はどこで売っているんだと書いたら、プレイガイドやローソンで買えるってことがわかって今日購入してきた。

わしゃふだん映画は地元のTOHOシネマで見ることがほとんどで、しかもサービスデーかレイトショーでしか見ないもんで、ここ何年も前売り券を買ったことがないんだよね。だもんだから単に「特別鑑賞前売券 ただいま発売中!!」とか言われても「ローソンチケットで買うかぁ~」なんて思いついたりはしない。前売りで買うよりレイトショーで見たほうが断然安いんだからさぁ、わざわざ前もって買ったりはしないでしょ。
自分みたいなやつけっこういると思うんだよ。
宣伝する方は端折らずちゃんと書いてくれなきゃねぇ。

そんでついでにローソンでゴールドマンのライブのチケットも購入。
こっちは「残りわずか」みたいなことが書かれていたもんで慌てて買ってしまいましたよ。

100827_2303~0l

さしあたっての問題は、このふたつをどういうタイミングで見るかってこと。

「名前のない女たち」の初日は9/4(土)。ゴールドマンのライブが9/3(金)の深夜から4日の朝方まで、おそらく始発電車が走るぐらいまではやると思うんで、終わるのは5時ぐらいか?
新宿K's cinemaでの初日舞台挨拶が10:45。その間、約6時間。
なんとも中途半端な空き時間だ。

いったんうちに帰って再び新宿に戻ってくるっていうのも大して眠れるわけじゃないし疲れちゃいそう。
となると朝はやめて夜のテアトル新宿21:00の方に行くか。
それとも新宿のネットカフェで6時間仮眠をとって行くか。
今のところはこの二択。

まぁ悩みどころです。

「名前のない~」は、なにがなんでも舞台挨拶を見たいわけじゃないんだけど、こういうのって縁起もんだしね。いちおう長年、中村淳彦のファンをやってきた淫語魔としてはその模様を見ておきたいんだよね。

いずれにしろ来週の今頃はちょうど新宿に向かっているはず。
どちらも楽しみだー。

ちなみにゴールドマンライブのLコードは31512。 「名前のない女たち」の方は39600ね。

ぬるま湯のカエル 

  • [2010/08/24 23:54]

前々回記事にしたフタナリの話だけど、二村さんが慶大で講義したのを知ったのは美咲沙耶の日記でだった。

October 10, 2006 学食
http://blog.livedoor.jp/sayamisaki/archives/50766437.html

ここから当時の持田茜のブログに行って、さらに詳しい内容を把握した。
今はもう消されちゃっているのでリンクのしようがないが、このころの美咲親分はしょっちゅう持田さんといっしょにいた。二人は本当に仲良しに見えた。

今は「しじみ」と改名してピンク映画などで活躍している持田茜だが、二度ほどお目にかかったことがある。
1度目は渡辺監督の撮影現場。そのときは声をかけていいのかもわからなくて結局かけられずに終わった。
2度目は今年のピンク大賞の時。この時は大勢の人に取り囲まれていた。もちろん話などできるわけがない。

そのしじみちゃんだが、なんと中村淳彦原作の映画「名前のない女たちの」の宣伝アドバイザーをつとめているらしい。

元AV女優・しじみ、映画「名前のない女たち」でアドバイザー
http://eiga.com/buzz/20100820/19/

その彼女は「名前のない女たち」のホームページでこんなコメントを寄せている。

これは映画?
あまりに事実過ぎて、何も感じなかった。
「夢、ある?」
スカウトマンの常套句。
初めて渋谷へ来た日にスカウトされた。
撮影で、生まれて初めて化粧をした。
初めての現場で、泣きじゃくる女の子に、「ここから逃げなさい」と、窓から逃がしてあげたメイクさん。
監督の「よかったよ」の一言の為なら、何でもできると思っていた。
姫と呼ばれ、勘違いしていく女優。
「物じゃない」とか、やたらと言いたがる女優。
男に貢ぐ女優。
ハードプレイの撮影を機に、自殺した女優。(彼女は、ぬるま湯で死ぬカエルの話とかしてたな)

これが、隔離された世界の、AVの人たちの日常。
本当に身の回りの話すぎて、特に何も感じなかった。

(中村)淳彦さんの、「底辺、底辺‥」という口癖を思い出した。むしろ、こういう映画は好きじゃない。

今AVしてる子には見せられない。

いや、見ても面白さ分からないんじゃないかな。

いや、それも違うな。

他人には明らかに不幸に見えても、本人が幸せならそれでいい。

彼女たちは、そういう悲壮感も含めAVの世界が好きなんだ。侵食されたいんだ。

http://namaenonaionnatachi.com/index3.html

映画「名前のない女たち」は9/4(土)から。
できれば初日に見に行こうと思っている。

ところで「特別前売鑑賞券」ってどこで売ってんの?
劇場窓口?

言葉責めを「する」のと「見せる」のとでは全然違うのだよ 

  • [2010/08/21 22:02]

WEBスナイパーで淫語魔が書いたレビューが載りやした。

特選AVレビュー『“爆イキ”シリーズ SM乳肉プリンセス 淫語オルガ初拘束調教(アートビデオ)』
http://sniper.jp/008sniper/0082avinfo/av_86.php

よい点だけでなく悪いと感じた点もストレートに書いてみたんだけど、そこを削らずちゃんと載っけてくれたので少々びっくりした。
もちろんなぜそう感じるのか根拠をあげたつもりなんで、一方的な批判にはなってないと思う。
それでもこういうのって販促の側面もあるだろうから、あまりマイナス点は書くべきではないのかもと思ったのだけれどすんなり通ってしまった。
メーカーさんから怒られなかったんでしょうかね。

でもね。淫語AVマニュアルのアフィリエイトなんて見ていると、意外と辛口に書いてある方が売れていたりするんだよね。
そもそもからして完璧な作品なんてないわけで、多少のキズがあっても内容が自分の好みにあえば興奮できるわけだし、むしろあらかじめ欠点を知っておいたほうが心の準備ができていいんですよ。
ユーザーは馬鹿じゃないですからね。正直に書いちゃった方がかえって安心して買える。

自分が絶対しちゃいけないと思うのは、作品の企画コンセプトそのものの否定。法律に禁止されていない限りは作品の意図は認めるべきだと思う。
どんなにぶっとんだ企画でも作り方次第では抜ける作品になることもあるはず。

DMMのレビューとか見ていると特定のジャンル、たとえば「ハメ撮り」なら「ハメ撮り」そのものを否定している人がいるけど、ユーザーの中には「ハメ撮り」を好きな人もいるわけだからそこを批難するのはおかしい。
むしろ「ハメ撮り」のよさをわかった上で、その技術がいいかどうかを見極めていくべきで、そのよさを理解できていないヤツがあれこれいうのは間違っている。
判断する基準をその人はもってないわけだから。

今は主観映像で男の声を入れてくるところは少ない。
ユーザーからの要望がつよくあるからだけど、でもそれでも監督があえて男の声を入れるべきだと判断したのなら、そのこと自体は尊重すべきだと思う。
ただし圧倒的なユーザーの支持を無視して男の声を入れるからには、とうぜんそこには勝算があってのことだと思う。男優の言葉の扱いなど厳しい視線にさらされることになる。
あえて挑戦したのだ。もしもお粗末な言葉のやりとりしかできなかったときはその責めを負うべきだろう。

こっちは高い金を出して見ているわけだからね。
黙って猿芝居につき合わされる義理はない。

それとやっぱりパケの表記は大事。
買う側からすればそこに書かれてある情報に乗っかる形で金を払っているわけで、たとえば「シーメールビデオ」なのに中身を見たら「フタナリ」だったじゃ話にならない。
たとえそれがどんなに完成度の高い「フタナリビデオ」だったとしても、購買したユーザーに対する裏切りとなる。期待に反して興味のない内容を見せられるのは不快でしかない。

でもそういうことを平気でやってきたのがAVのパケ表記なんだよねぇ。

シリーズは「虜」から「中毒」に発展していった 

  • [2010/08/19 23:47]

二村さんとは毎週のように会ってた時期もあったんだけど、作品のことについてほとんど話す機会がないままずっときてしまった。
ほかに話すことがいっぱいあったからなんだけど、夏に入って前々から作品について聞きたかったことを思い出して、ようやくひとつだけ当人に聞けたのが今日更新したこの「痴女行為の虜になった私たち 5」についてだった。

この作品を最初に見たのは8年以上も前になる。
最初はレンタル店で借りた。
作品の方も発売は2001年の7月。ちょうど9年前の作品だ。

たぶんこの作品が二村作品の中でもいちばん淫語を言っているはず。
実際、今回ちゃんとカウントしたら178回。淫語ビデオとして売られていてもおかしくない分量だ。

またこの中谷美香って新人女優がいかにも帰国子女って感じでそこが強く印象に残った。喘ぎ声からして「スゥ~ハァ~」とか「フゥーっ、フゥーっ」とか言っててなんだか外人ぽい。しかもときおり白目をむいたりもする。
性格も顔立ちからして真面目そうなんだけど、実はオナニーが好きみたいで性欲は強いらしい。

これってよくよく考えてみると二村さんが最初に素人童貞を奪われた隣のおねえちゃんとかぶっているような気がする。そのあたりはどうだったんだろうなぁ。たぶん本人はあまり気にしてないと思うけれど。

その「中谷美香のオナニーコーナー」は、「おまけ」なのに20分も割いていて全体のバランスからしてやたら長い。「おまけ」なのにここまで比重が大きいのは、たぶん彼女がオナニーでマジイキしてしまったからなんだろうね。そんなの見せられたら二村監督の性格上、絶対に短くできないでしょう。むしろダダ流ししてしまうぐらいのことはする。
プロに徹するならもう少し切ると思うけれど、やるんですよねぇこの人は。
もっともまだ監督業をやりだしたばかりってことも大きいんだろうけど。

二村監督が「ザ・オナニズム」を撮ったとき、自分はまっさきにこの中谷美香のオナニーを思い浮かべた。
ドグマを離れてすぐ撮った「オナニズム」はオナニー好きの人には不評だったみたいだけど、自分には中谷美香の「オナニー」と「オナニズム」が地下水脈でつながっているように思えた。そうやって結びつけて考えると二村ヒトシが何をしたかったのかわかるような気がしたんだよねぇ。

もっともこういうのも当人は気にしちゃいないんだろう。たぶん忘れている。
それに完成度も高くなかったからねぇ。素人が撮ったみたいにひどいところもあった。
でもこの作品の見方をちゃんと伝えているメディアもなかったように思えたんだよねぇ。

実は二村さんに聞きたかったことも、「たぶん二村さんはすっかり忘れているんだろうなぁ」と思っていた事柄なんだけど、まずは四の五の言わず動画で確認してみましょうか。
SODには許可をもらってないけど、これぐらいなら許してくれるでしょ。だいたい彼らはこっちからメールしても全然音沙汰ないからしょうがないよね。

これはおまけの映像で、DVDの方にしか収録されていない箇所。

こうしてあらためて見るとやっぱり中谷美香って某美人AVライターにどこか似てるよねぇ。
前々から誰かに似ているなぁと思ってたんだけどさ。

まぁ注目すべきはそこじゃなくってね、ここで二村ヒトシ監督がフタナリAVを作るような発言をしているってこと。

中谷
私も欲しいなぁ。
二村
そうなんだよね、あのねぇ、女の子ってチンチンほしいでしょ。
中谷
欲しい。自分で。
二村
そういうビデオも作ろうね。チンチンを生やすビデオ。女の子も。ぜひ作ろう…。
中谷
ハっハハっ。ど、どんなんですか?
二村
どんなんだろうねぇ。ちょっと考えさせて、ゆっくり。

のちに二村さんがフタナリビデオを実験的にやったのは「痴女行為の虜になった私たち」の後継シリーズ「痴女行為中毒になった私たち」。その中で堤さやかにぺニバンオナニーをさせるのが初出なのだけれど、フタナリの構想自体はこの中谷美香との会話の中で萌芽が見えるわけだ。

で、このことを覚えているかどうか当人に確認したら案の定、覚えてなかった。
以前、慶大の講演でフタナリのことを語っていたみたいだけど、この話はでてなかったようだった。だからすっかり忘れているのかなぁと思ってたんだけど、やっぱり忘れてたのね。

この「痴女行為の虜になった私たち 5」には二村ヒトシの原風景がいろいろ詰まっている。
自分は二村作品を語る上で結構大事なポジションを占める作品だと思ってんだけど、そんなこと指摘するヤツはだれもいない。

ということで、ほかにも言いたいことはあるんだけど、二村作品はあともう一本、淫語マニュアルにあげるつもりなんでまたそのときにあらためて。

語られはじめたゴールドマン伝説 

  • [2010/08/17 21:48]

今月に入ってまだ2回しかボヤいてないのね。

とりあえず、安田さんのブログから転載してこんなのを宣伝。

『ゴールドマン・プレゼンツ 濡れる話・勃つ話』 9月3日(金)深夜 新宿ネイキッドロフト

鬼才AV監督ゴールドマンが贈る「卑猥な話」満載の一夜。いやらしい淫語劇、セクハラな素人女性公開インタビューなど、濡れたり勃ったり必至の秘密のエロイベント。もちろんゴールドマンのセクシーアカペラ歌唱ショーもアリ。

【出演】ゴールドマン / 安田理央 / 若林美保 / バクシーシ山下 / 峰なゆか / 他。(AV女優、素人女性多数予定)
OPEN24:00 / START24:30 前売¥1,300 / 当日¥1,500(共に飲食代別)

8月13日からNaked Loftウェブ予約http://www.loft-prj.co.jp/naked/reservation/、電話予約受付けます。8月17日からローソンチケット(Lコード:31512)で販売します。
問:tel.03-3205-1556

※このイベントは都条例により18歳未満の方の入場はできません。御来場者は当日入場の際に年齢の確認できる身分証(免許証、学生証、社員証、パスポートなど公共機関が発行する証明書)の提示が全員必要となります。未成年者へのアルコールの販売も固くお断りします。

http://d.hatena.ne.jp/rioysd/20100816

バク山監督と安田さん以外はみんな淫語を言いまくる人たちばかりなのと、素人女性にもいろいろセクハラインタビューをするらしいんで生淫語はいっぱい聞けるんじゃないですかね。

自分ももちろん行く予定ではあります。

あとゴールドマンに関してはとにかく小説が面白い。

異端のAV監督・ゴールドマンが放つ衝撃の告白小説
「セックス・ムーヴィー・ブルース」
http://sniper.jp/008sniper/00862sex_movie_blues/

これを読むとはっきりするわけだけど、やっぱり「ハメ撮り」はゴールドマンが確立したスタイルなんだね。
Wikipediaの「ハメ撮り」の項はそのことについて言及しておくべきだよね。

かつてはAV評論なるものも存在していた 

  • [2010/08/13 17:43]

ユーザーとメーカーと制作現場との間に言葉の齟齬がある。

たとえば制作側が「これはいい作品だ」というのと、ユーザーから「これはいい作品だ」と評価するものは必ずしも一致しない。それは売る側のメーカーとて同じだろう。

これは「抜ける」ということにしたって同様だ。
AVは「抜けなきゃ意味がない」という言葉に反応する監督もいるが、それでは「抜けるとは何か」を説明できる人はどれだけいるのだろう。

わかっているのなら教えてほしい。「なぜ淫語はいやらしいのか」を。
あるいは「なぜ自分は淫語をいやらしいと感じるのか?」

だがちゃんとした答えを示せるエロ業界の人はひとりもいない。
もう4年以上サイトをやってひたすら淫語AVを見ているが、いまだになーんにもわかってないようなAVを作ってくるのはどうしたことか?

いったい「抜ける」とはどういうことなのだろう。どうしてAVには「抜けない作品」が存在するのだろう。
まさか「ハメシロ」見せて、「カメラ目線」で「アンアン」いえば「抜ける作品」ができると思っているわけではないだろう。
もしも「カメラ目線」が大事だとして、それではなぜ「カメラ目線」なのか追求した人はいるのだろうか?
適当なことはいくらでも言える。でも自分はまだちゃんとした答えを聞いたことがない。

そこをつっこんでいくと今度は「エロは人それぞれ」で逃げる人たちもいる。
自分のようなユーザーが言うのならいいだろう。だがそれをエロ業界人が簡単に口にしてはダメだ。それは表現者として無能を晒しているにすぎない。

淫語AVマニュアルを作ったのは、もっとユーザーが知りたい視点で書いたらどうなるかということだった。
淫語ビデオなのに「いやらしい淫語を連発」とかでお茶を濁し、淫語マニアにはなにも益さないレビューを書き散らしてきた連中の鼻をあかすために作った。

でもそれではあれは評論かというそんなことはない。
あれは情報の羅列だ。淫語マニアにとってはいいが、淫語に興味のない人たちにはただクレイジーな淫語カウントが書かれてあるだけだ。もしも自分がマニアじゃなきや結構気持ち悪いサイトと思ったことだろう。
淫語の魅力を伝える気などほとんどないのだから当然だ。

だが最近マニア向けのレビューではなくて、淫語属性のない人間でも引き込めるような文章を書かなきゃいけないかなぁと思いはじめている。
不特定多数の人間に「淫語のエロス」を納得させることができる文章。それが書けてはじめて淫語AVに詳しいと言えるのではないか。

それは何も淫語に限ったことではない。
確かにエロとは個人的なものだ。でもエロのメカニズムは普遍的なものであることも事実だ。
「抜ける」ということのメカニズムを暴きたてる努力。そしてそれを伝え納得させる論理展開。
純粋に抽出されれば自然と詩的表現へ昇華されていくだろう。

そうなってはじめて「AV評論」と呼べるものができる。

なんだかんだいって見てるわけですよ 

  • [2010/08/03 23:55]

おととしの『グイン・サーガ』、昨年の『マリア様がみてる』に続いて、またもやシリーズものにはまってしまった。
今年は『居眠り磐音』シリーズ。

陽炎ノ辻―居眠り磐音江戸双紙 (双葉文庫)
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でもねぇ、この作品って読んでいると「あれれっ?」と思うところがいっぱいあるんだよねー。

まず文章はそんなに上手くはない。書下ろしをしているせいもあるのかもしれないけれど、素人みたいな粗さがある。たとえば接続詞の使い方がヘンで、「だが」を続けて使ってうるさい。同じ語句を重複するとおかしいよね。

それと勉強不足なところもあって、4巻で仇討の話が出てくるんだけど、それが「自分の妻の敵」なんだよねぇ。
普通は父親とか家を継いでいる兄とかじゃないと敵討ちとして認められない。自分の奥さんや子ども、姉妹とかは家の存続と関係ないからね。いわゆる卑属は敵討ちの対象にならないはず。
にもかかわらず、殺された武家の女の旦那とその姉の「夫と義姉のふたりづれ」で敵討ちの旅に出ている。しかも藩から公認されているってことで、これは読んでいてさすがに脱糞しそうになった。
そんなのがちょこちょこある。

そもそも設定からしてパクリだらけ。
「居眠り磐音」っていうのは主人公の坂崎磐音の「居眠り剣法」からきていて、剣の構え方が「縁側で日向ぼっこをして居眠りしている年寄り猫のよう」ってところからつけられたんだけど、ほかに磐音のまわりに「春の風が吹いているよう」という表現もある。
これって平岩弓枝の『御宿かわせみ』の主人公、神林東吾の剣法のパクリだよね?
かわせみシリーズではいくども「東吾の剣は春風駘蕩のこどく」っていう表現が出てくるわけで、なんか似てるなぁと思っていたら、そのものズバリ「春風駘蕩」って言葉もこの作品には出てくるんだよねぇ。
「あんれまぁー」と思っちゃったよ。

話の筋も、陰謀に巻き込まれ脱藩して長屋住まいするとか、許嫁を藩に置いてくるとか、藤沢周平の『用心棒日月抄』の設定とかなりかぶるところがある。

この佐伯泰英って人は今までの人気時代小説の気に入ったところを混ぜあわせて書いたんだろうね。
でもこんなつぎはぎだらけで、しかも完成度の低い文章なのにそれでもやっぱり面白い。実際ものすごく売れているらしい。

ちょっと二村ヒトシの作品を見ているような気分になったよ。
完成度は低い。元ネタ探せばどっかにありそう。
でも他の人はそこまでやっていない「組み合わせの妙」なものを作ってくる。
しかもなんだかんだいってわかりやすい。
良い子は絶対真似しちゃいけないクリエイター。
ホント、調子が狂う。

二村さんの古い作品も近々、淫語マニュアルにあげようと思っている。
SOD時代のヤツね。

孤愁ノ春ー居眠り磐音江戸双紙(33) (双葉文庫)
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ということで『居眠り磐音』は現在7巻目に突入。
これ今年の5月に最新刊が出ていて、33巻なんだと。

まあとりあえず最新刊までは読み進めるつもり。

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