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漂えど沈まず 

自分のAV鑑賞には多分にノスタルジーが混じっている。
もともとAVを見始めたきっかけが好きな女を抱けないモヤモヤ感から始まった。
5年間一緒に暮らした彼女が逝ってしまって心にポカリと穴があいた。それまで看護に充てられていてた時間がまるまる残り、持てあました心をさらに弛緩させる。
これではいけないと今までなかなかできなかったことに挑戦してみた。何かHPを作ってみようと思ったのもそういう理由だ。中身はなんでもよかった。とにかく作ることが目的だった。
でもそれは甘い。最初に作ったHPは完成した途端、満足してしまって更新されずそのまま放置状態になった。

恋愛の方もそういう意味では似たようなもんだった。無理矢理、人を好きになろうとするから破綻する。第一、常に表情や仕種を較べてしまう。SEXにいたっては匂いや味まで思い浮かべ、目の前にいる人を抱いているのか、それとも逝ってしまった人を思って抱いているのかわからなくなる。それは相手にとても失礼なことだ。他人の体を使ってオナニーしているのと変わりない。
だから生身の人と恋愛するのはやめようと思った。今、なにがなんでも恋愛しなきゃいけないわけじゃない。男女の睦みごとは人生の華かもしれないが、それが生きることのすべてではない。

そのうち恋愛している人のブログを見て回るようになった。
恋愛の病に取り憑かれている女性は少なくない。女であることは恋愛することだとばかりに、たとえそれが道ならぬ恋だったとしても「女でありつづけること」にこだわっている。
そのパワーにはいつも驚かされる。羨ましいところもある。それが女という生き物なのかとも思ってみたりする。

彼女たちのお相手は当然のことながら男だ。
こんなバイタリティーのある女性を相手にするのは、さぞかしパワーがいるだろうと思って、相手の男性を観察していると、これがやっぱり男なんだな。自分と大して違いがない。燃えるような女性の気持ちを淡々と理性的に対処している。

ときおりAVよりも自分が巡回しているサイトの方がエロいと感じることがある。
トップマーシャルに「おかず。」なんてレーベルがあるけど、AVなんてまさにおかずに過ぎないのかもしれない。主食は別にある。
自分の場合は、ノスタルジーなんだろう。
そんなことを思っていたら開高健がこんなことを書き残していた。

 なお、この雑誌は意外にオールド・ジェネレーションの大人も読んでいるということがわかったので、そのアダルツ(大人たち)のために一言、申しそえておきたい。
 ポルノは大人の童話である。だから見るのはいいとしても、なかなかいいのが少ない。しかし、もしもあなたが衰え気味の地盤沈下を支え、なんとかして昔日のムラムラカッカを取り戻したい――つまり、回春剤としてポルノを見たいというのであるなら、外国産はおやめなさい。だんぜん国産である。胴長姫が出てきて、あの顔、あの鼻、あの唇でおしゃぶりを始めたりすると、あなたの生活の記憶、過去の記憶、それがプルーストがマドレーヌのお菓子にふれて、十八年間をいっきょに思いだして過去を取り戻したように甦ってくるんだナ。外国産の映画を見て、白い女と白い男が、あるいは黒い女と黒い男がやっているのを見たって、それは観光映画の一種にすぎないんであって、回春剤にはならないんだ。つまり、セックスの基礎は精神であるということを証明してるんである。だから国産の胴長姫がもつれ合う映画を見なさい。これは回春剤になりますヨ。

開高健「ポルノ」『風に訊け』集英社文庫1986.6.25

これでも若い頃は、裏の洋ピンもよく見ていた。黒人のでっかいチンコとそれをくわえ込み獣声をあげる白人の立ちバックとか好きだった。
でも今は見る気が起きない。AVで黒人ものがあるが自分はノーサンキューだ。そもそも淫語作品なんて国産しかありえない。

そういえば向こうの洋ピンも何かを話しながらFuckしているのが好きだった。淫語混じりのものも結構あって、しかも向こうのってほとんど痴女ものだ。
欧米の女性はSEXに積極的だから、カマトトっぽいポルノなんてあんまりないのかもしれない。

まぁいずれにしろ、自分のAV鑑賞にはノスタルジーが入り込む。
今のところ、自分はAVをおかずにして昔の記憶で抜いているんだろう。

気がついてみればいつのまにか「アダルツ」の年になっちゃってたんだな。

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