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SODにも昔、早坂晃子っていう人がいたよなぁ。 

前の記事で「羞じらい」の話を例に出したけど、「羞じらい」がエロさを醸し出すのは、その人の心情の変わり目にそれが出てくる時ではないか。
そこに剥き出しの意識が顔をのぞかせる。さらにテンパったりしてくれたらもっと引きつけられるだろう。それは立派なドラマだ。

たとえば売れっ子のお女郎さんが恋をしたとする。SEX慣れしているはずの彼女が好きな男の前では意識してなかなか体を開かない。他人の前ではいろんなSEXショーをしていても、好きな人が目の前にいるだけで緊張して体を硬くする。

『椿姫』が純愛ものとして優れているのは、マルグリットが高級娼婦として世のさまざまな享楽と贅沢な生活に身をやつしているという設定が効いているからだ。
そこへ青臭いアルマンと出会い恋に落ちる。彼女の中で無垢な少女と世知に長けた高級娼婦とがぶつかり合い揺れ動く。どちらも紛れもない自分なのだ。そのカオスの中で最後は愛する者のために身を引く。その決断も彼女が高級娼婦として世の中がどういう仕組みになっているかよくわかっているからで、彼女が純愛を貫けば貫くほど彼女のとるべき道は一つしかないかのように話が進んでいく。
身は娼婦だけど、心はうぶな乙女になってしまった女の悲劇でもあるのだ。
身に染みついた娼婦の姦智が心を浸食することもあっただろう。逆に心の中の無垢な思いが体に表れて羞じらいを帯びることもあっただろう。

そういう心と体のギャップからドラマが生まれる。
そしてそこには必ず言葉の変化が現れるはずだ。
それが読者や視聴者の心に風を起こす。

昨日、アップした田中亜弥の最オナはそういう意味で実に残念だった。

田中亜弥はさすが元アナウンサーだけのことはある。最初のコーナー「今日のチンポ」でのアナウンサー口調はかなりよかった。
ここで話される話し方は「カメラの向こうにいる視聴者」に向けられたもので、丁寧でかっちりとしたものになっている。
そこにときどき思わず出る嘆声や感想が入る。これは独り言に近いものだから特に誰かに向けられてはいない。そのままでは視聴者不在になり、アナウンスにはならなくなるから、大なり小なりフォローを入れつつ再度、視聴者に語りかけていく。
つまり公的な発言の中に私的な発言が混じっている状態になるのだが、ただ混じっているのではない。一つの意識のつながりの中での彩りを加えたアナウンスになっている。
こういう技術はやはりキャリアがものをいっているのかもしれない。
SODあたりでやっているアナウンサーものとはわけが違う。

この状態で淫語が入るとさらにギャップが生まれ、そこを評価するユーザーもいるだろう。実際、彼女のアナウンサーとしてのしゃべり方はとてもうまいから、「チンポ」とか「おちんちん」とかの言葉がクリアーに聞こえる。

これが手コキやフェラの時はいいのだが、自分が感じ始めると怪しくなってくる。 特に、マニュアルにも書いたが、本番コーナーの「体験コーナー デカチンポを入れる!!」は途中から視聴者に向けられたレポという設定がボケてしまっている。

当たり前のことではあるが、話し方というのは誰に向けられているのか、どういう場所で話されているのか、何を伝えなくてはならないのかによって違ってくる。職業や身分によっても違うし、公的か私的かによってもちがう。私的な発言でも育ちによってかわってくるだろうし、そこに口癖だとかその時代の流行語などが入ってくることもあるだろう。

いいドラマはいろんな話し方、会話文が巧みに織り込まれている。
それもバラバラに出てくるわけではない。一つの流れというモノがあるのだ。
ドキュメンタリーと違い、創作ものの場合はこのあたりの言葉のつながりを意識してもらわないと不自然に感じる。

ドラマとは、心と体と言葉のギャップから生じ、他人とのギャップから話が展開される。
さらに大きくいえば社会や時代とのギャップにより悲劇や喜劇へと昇華していく。

それは設定でほぼ決まるといってもいい
あとはその線をはずさないで人を転がしていくだけだ。
その設定を生かしきれないとすれば、それは創り手の技術不足なのだろう。
そんなものを買ってまで見せられるユーザーはいい面の皮だ。

小説『椿姫』自体はテンポがのろくて、デュマ・フィスが作家としてオヤジを乗り越えられなかったのはうべなるかなだが、それでもヴェルディのオペラをはじめ、いろんな形で取り上げられるのはとにかく設定がいいからだ。

もっともこの話自体は実際の体験をもとにして書かれたわけだが。

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