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エロスシリーズは終了なのかね 

最近のKINGDOMはどうだか知らないけれど、自分がAVを見始めた頃のこの人はパラレルな世界をよく撮っている人だった。

自分がKINGDOM作品を最初に見たのは「痴汁の世界」という痴女モノで、確か新古品で買ったんじゃないかと思う。結構、売れ残っていて定価よりもかなり安く買った記憶がある。
導入部が幻想的で、杏野るりと杉森風緒がそこそこ淫語あおりしていた。安く手に入れて得した気分になった。

そのうちレンタル店でこの人の作品を見るようになる。Waapの社員監督だとわかったのはそのときで、Waap作品は皇獅婁とKINGDOMばかり見ていた。
当時は痴女モノっていうと自分の中では断然Waapで、AVにおける痴女ジャンルはWaapが作ったのかとすら思っていた。

それで、そのKINGDOMだけど、なぜか2ちゃんねるでアンチが目立っていた。
なぜ彼が叩かれるのか今ひとつわからなかったが、思い当たるフシもないわけではない。

たとえば前回、更新した「淫語トランス」を例にとると、【M男淫語殺し】は拘束された田淵が途中から目隠しされる。
目隠しプレイ自体も2ちゃんねるあたりでは評判が悪いわけだが、それは性的嗜好の問題が大きいから、プレイそのものはいいとしよう。田淵も相変わらず「ふんがー」とかうるさいがこれもM男の人は好きかもしれないんでよしとする。

自分の「思い当たるフシ」はプレイ内容そのものではない。企画内容は監督というよりメーカー側の問題でもある。
自分が気になるのはカメラの視点だ。

拘束された男を女優がいじる場合、ユーザーはどちらに感情移入するのだろうか?

性感Xテクニック
たとえば「性感Xテクニック」なら、自分は基本的に南智子に感情移入する。

そして「ほらぁどこが気持ちイイの? どこぉどこぉ」「ちんちんが好きなの?」と言葉責めする南智子に寄り添いつつ、男優が苦悶の顔を浮かべ、ようやく「…チンチン」と口にするのを見て、次第に男優と同化していくだろう。南から男優へ意識の流れはスムーズだ。

実際の作品では、この時(「性感Xテクニック じらさないで、やめないで」)のショットは客観で加藤鷹を中心にして光が当たっている。
廻りにいる桜ひろみと五十嵐みゆきは影になってよく見えない。そして南智子の言葉だけが確かな意志を持って場を制している。

これなら自分は興奮する。きわめて自然な意識の流れだ。
もちろんこれは代々木忠が観察者に徹しているからこそ、このショットの流れになるのだろう。

ところがKINGDOMはこれを男優側の主観要素でやってしまう。
しかも田淵は目隠しされているわけで、目隠しされている側の主観とはいったい何ぞやってことになる。
見えてないのに見えているのか?

そもそも目隠しプレイは、体験者の視覚を取り去って、体感や音への反応を研ぎ澄ませることに意味がある。次の展開が予想できないのでますます皮膚感覚は敏感になる。

それをそのまま撮れば、演劇理論でよく振りかざされる「ミラーニューロンがどうだらこうだら」って話にもなるだろう。
だがこれが主観バーチャル映像となると平仄が合わなくなってくる。

目隠しされている男を撮らないで、女優の顔を撮ってどういうところを見せたいのか。
「『拘束目隠しをしている男を責めている』ってことで興奮している女」の様子?

なんとも複雑な視点じゃなかろうか。

この人は、ときどきこうやって視点がぶっとぶことがある。
幻想世界を描くときは、必ず狂言回しのような視点を置いておかないと読者はついてこれない。それはレイ・ブラッドベリだろうが夢野久作だろうが一緒である。
それをしないと、異質で閉じられがちな世界をユーザーにうまく開いて見せることができないのだ。

こんなのは物語を作るときのイロハで、それは映像の世界でも変わりはしないだろう。
むしろ演劇は観客の意識を計算して場や立ち位置を考え、顔の向きや台詞を練り、映像ならカメラわりを考えていくのではないか。

そういう視点がKINGDOMは無造作なのだ。
技術がないということではなくて、単純に自分の映像にユーザーの意識の流れを織り込まずに作っているのである。だから見ていてわからなくなるときがある。

この人だけじゃなく、Waap出身の監督は全体的にそういうところがある。
視点に流れがないのだ。

まぁ皇獅婁からしてひどかったからなぁ。
夢野まりあの「痴女優」なんか酔っぱらってんじゃねぇーのっていう画で、これで金を取るのかよって思った。KINGDOMも皇獅婁レーベルあたりから撮ってたみたいだし、その影響かね。

これ、あくまで昔の話ね。
今のKINGDOMは見てないからどうだかは知らない。

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