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ライ麦畑でつかまえて 

ライ麦畑でつかまえて

この本は自分が高校生の頃、読んだ本で、まぁ、もの凄く有名な本。
ジョン・レノンが死んだときに犯人のチャップマンのポケットにはこの本が一冊入っていたとか、いろんなエピソード満載の本だ。
ネットで調べてないけど、恐らく読書好きのたくさんの人が自分のホームページに、幾分かのノスタルジーを込めて感想を書いているはず。
だから今回も正当な感想ではなくて、淫語ネタでいこうと思う。
こんな下りがある。


そのとき、不意に、僕が壁の上に何を見たか、それは君にも想像がつかないだろう。またもや「オマンコシヨウ」と書いてあったんだよ。石が積んある下の、壁のガラスになってるとこのすぐ下に、赤いクレヨンかなんかで書いてあったんだ。
 これだから困るんだな。落ち着いて静かな気持ちのいいとこなんて、絶対に見つかりっこないんだから。だって、そんなとこはないんだもの。君はあると思うかもしれないけど、ここと思うとこへ行ってみるがいい、君が見てないときに、誰かがこっそり寄って来て、君の鼻先に「オマンコシヨウ」と書いて行くにきまってんだから。そのうち、ためしてみらいいさ。僕は、自分が死んで、墓地に埋められて、墓石やなんかが建てられた場合でさえ、墓石の上に《ホールデン・コールフィールド》と名前が書かれ、それから生まれた年と死んだ年とが書きこまれた、そのすぐ下に《オマンコシヨウ》と書かれるんじゃないかと、思ってるんだ。いや、実は、書かれるものとあきらめているよ。

J・D サリンジャー『ライ麦畑でつかまえて』野崎孝訳 白水社 1985


こういう落書きって、あるよね。
特に日本人の落書き好きは有名で、大抵の観光地に、場違いな日本人の落書きがあったりする。
ところでこの「オマンコシヨウ」だけど、原文では「FUCK YOU」になってる。
ちょっとした意訳だね。pussyでもcuntでもないわけだ。
だけど「FUCK YOU!」じゃねぇ。
あまり、下品さが伝わらないと思う。
後年、この『ライ麦~』は新訳が出て、なんとあの村上春樹が訳しているんだけど、その村上版『キャッチャー・イン・ザ・ライ』での該当箇所をみてみよう。
キャッチャー・イン・ザ・ライペーパーバック・


でもそれから突然、いったい何が僕の目に入ったと思う? なんとまた「ファック・ユー」だ。壁のガラス部分ののすぐ下のところに赤いクレヨンみたいなものでそれは書かれていた。石の下に。
 こういうのがさ、すべてにおける問題なんだよ。君にはひっそりとした平和な場所をみつけることができない。だってそんなものはどこにもありゃしないんだからさ。きっとどこかにあるはずだと君は考えているかもしれない。でもそこに着いてみると、君がちょっと目を離したすきに誰かがこっそりとやってきて、君のすぐ鼻先に「ファック・ユー」なんて落書きしちゃうわけだよ。いちど試してみるといいよ。僕が死んじゃって、墓場なんかに詰め込まれちゃったとするね。墓石に「ホールデン・コールフィールド。何年に生まれて、何年に死にました」なんて刻まれてさ。でもそうなっても、そのすぐ下にはきっと「ファック・ユー」って書いてあるはずだ。賭けてもいいね。

J・D サリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』村上春樹訳 白水社 2003


んー、やっぱり「ファック・ユー」だと感じが伝わんないなぁ。
もっとも、日本にある落書きは「オマンコシヨウ」でも「ファック・ユー」でもなく、
多分これ↓
安産マーク

一部、モザイク処理を入れてみたけど、字の落書きより、画の落書きの方があるような気がする。
そう言えば日本では、このての画の落書きは豊富だよね。
「相合い傘」とか「へのへのもへじ」とか。

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